栄養成分名
ヒスチジン
分類:アミノ酸(必須)
基本情報/一般的な供給源
- ●ギリシャ語で「組織」という意味を持ち、多くの重要な化合物の前駆物質となる。
- ●ヒスチジンは肉に多く含まれる。特に、血液中に高濃度で含まれている。
体内での働き
- ●ヒスチジンは細胞の構造を形づくる構造タンパク質として機能するほかに、ヒスタミンなど多くの神経伝達物質の前駆物質としても機能する。
フードにおいて期待される役割
【皮膚】
- ●ビタミンB群(パントテン酸、イノシトール、コリン、ナイアシン)とともに※ 皮膚の細胞間脂質の主成分であるセラミドの生成に関わっており、皮膚のバリア機能維持に役立っている(図)。
※これらをあわせてP.I.N.C.H.カクテルとよぶ。
過剰/欠乏
【欠乏】
- ●体重減少、拒食が見られる。猫では軽度の欠乏でも、長期にわたった場合、白内障を起こすことがある。